学校ブログ

 今年度の本校の授業研究テーマ「聴き合う ~ペア・グループの学びを支える教師のあり方~」の具現のために、教室では、ペア学習、グループ学習が取り入れられています。課題の解決に向けて子どもが主体的に友だちと関わり合い、聴き合う。そんな学びを目指しています。

9月29日(月)には、5月に引き続き上越教育大学教授の桐生徹先生をお迎えし、授業公開と授業研究会を行いました。

6年2組では、「クラムボンって何?」という問いの解決に向けて、12月の場面を読み、叙述にこだわって場面の様子を思い浮かべました。

 3年2組では、「写真の様子が伝わるような文を書こう」というめあての達成に向けて、主語と述語のみの文に修飾語を加え、詳しく分かりやすい文を書きました。

どちらの授業も、ペアやグループで友だちと関わる場面があり、考えの広がりや深まりが見られました。

 桐生先生からは、あらためてペア・グループ学習、協働の場面づくりの大切さに触れていただきながら、さらに次の点についても教えていただきました。

〇協働の場面では「自律性・有能感・関係性」を満たすこと

 ・学ぶ対象に意味や面白さがあること

 ・「なぜ学ぶのか」を理解し、自分に関連づけられること

 ・自分でやり方や手順を選べること

→結果、内発的動機づけが高まり、主体的な学びが育つ

 

4年前から、5年生を対象に「夢の教室」を行っており、7月には元キックボクシングの選手の寺﨑直樹さんと、元水泳選手の松田丈志さんが夢先生として来てくださいました。教室では、夢先生がどのように夢に向かっていったかについてお話を聞きました。失敗をしても自分で考えて、できることを実行していったこと、周りの人からかけてもらった言葉が自分を動かしたことなど、夢先生も悩み苦しみながら夢をつかんでいったことを知りました。

9月26日(金)、今年度からあらたに3年生を対象にした「ゆめのたねの教室」を行いました。元陸上選手の塚原直貴さんが先生として来てくださいました。体育館でゲームを行い、夢先生と心の距離が近づいた子どもたちは、夢先生のお話を聞いた後、今の自分の好きなことや楽しいことを書き、今後の自分の夢について考えました。(2組、3組は運動会後に行います。夢先生は元バレーボール選手の石島雄介さんの予定です。)

 

9月11日(木)、駒ケ根シルクミュージアムの方に来ていただき、蚕の繭を使ってストラップづくりをしました。1学期に自分たちもお世話をし、繭をつくるところを見ていたのですが、しっかりとかたいのにとても軽くて優しい手触りの繭を手にすると、幼虫の一匹一匹がつくったものなんだと改めて自然の不思議を感じました。
また、高森町でも養蚕業が盛んに行われていた頃の様子について学習を始めました。今週は、時の駅(歴史民俗資料館)を見学させていただき、昔の養蚕に使われていた道具について、館長さんが実物を用いて説明してくださいました。

 

 

 

 

 9月10日(水)、4年生は、松本地域、諏訪・茅野地域を見学地とし、「松本城」「丸井伊藤商店(信州味噌造り体験)」「諏訪湖観光汽船」「釜口水門」に行ってきました。

 目的は、「長野県の地形や交通・産業の様子を知る」「松本城・諏訪湖などの見学や味噌造り体験を通し、見聞を広める」「約束を守り、学年で集団行動をすることや公共のマナーを学ぶ機会とする」の3つです。

 子どもたちは夏休み明けから準備を進め、当日は五感をいっぱい使って学んできました。

 

 

 

 9月1日(月)、地震と火災を想定し、避難訓練を行いました。

緊急地震速報が流れたら机の下にもぐるなどの身を守る行動をとり、地震がおさまったら校庭に避難する。毎年、何度も繰り返し行うことで行動を身につけます。「本気」で取り組むことができたか、身を守る行動として自分が「だんごむし」になれたか、地震と火災の対応について「自分で考える」行動をとれたかについて、学校長から話がありました。

 5校時が終わったところで、子どもたちを保護者の皆様へ引き渡す訓練を行いました。今回は教室での引き渡しとしましたが、保護者の皆様のご協力により、混乱なく引き渡しをすることができました。

 8月28日(木)朝、高森町より1年生に本を贈呈していただきました。町からの本の贈呈は、「出生時」、「園年少時」、そして今回が「小学校1年生時」の3回目となるため、サードブックと呼ばれています。壬生町長が来校され、代表児童に直接本を手渡してくださいました。

 8月22日(金)に2学期始業式を行い、84日間の2学期が始まりました。

 *始業式での校長講話は、HP上の「学校だより」を開き、「2025年度」-「学校便りNO.6」をご覧ください。

 2学期に頑張りたいことについて、代表児童は次のように発表してくれました。一部紹介します。

(3年生女子)一つ目は、テストの点数だけを見ないということです。私は、テストの点数が悪いと、「私なんてもうダメだ…」と思ってしまいます。けれど先生が、「テストは点数だけではなく、間違えた問題を直すときに、どうして間違えたのかを振り返ることが大切だ」と教えてくれました。2学期からは点数よりも内容を気にしたいです。二つ目は、人の話を聞くときにうなずきながら聞くことです。算数の授業のとき、私の考えを発表しているときにうなずきながら聞いてくれる人がいて、とてもいい気分になったことがありました。(以降略)

(5年女子)一つ目は、算数の三桁÷三桁などの割り算です。私は桁が多くなると筆算のやり方が分からなくなってしまうからです。二つ目は、漢字です。漢字を覚えるのが苦手だからです。毎日宿題以外でも時間があったら漢字練習をしたいです。三つ目は、委員会の当番活動です。どうしてかというと、たまに忘れてしまうときがあるからです。当番活動をしないと、図書館に来た人や同じ曜日の当番の人たちに迷惑をかけてしまうからです。(以降略)

 また、高森町が毎年広島県に派遣している「平和へのかけはし使節団」(8月5日~8月7日)の一員として参加した3名の児童が、考えたことを発表してくれました。一部紹介します。

(6年女子)私は平和へのかけはし使節団を通して、広島の人たちは「今後70年間は木すら生えない」と言われていた地を、絶望の中でも希望を捨てずにここまで発展させてきたことを学びました。

(6年女子)私は終戦から80年という節目の年に平和へのかけはし使節団に参加して、広島と長崎に原爆が落とされて多くの人が命を失ったことや、被爆者だからという理由で差別が起きていたことを、無かったことにしないように、今回学んだことを多くの人に伝えていきたいです。

(6年男子)ぼくは平和祈念資料館に行って、原爆は落としてはいけないもの、戦争はしてはいけないものだとあらためて感じました。だからぼくは、これから争いごとや戦争を起こさないように、けんかをしたら仲直りをするなど、小さなことから始めようと思いました。

 本年度、子どもたちの「やってみたい」を実現するために、子どもたちが考えた有志によるイベントやサークル活動に取り組んでいます。令和7年度重点目標を、子どもたちの自主的な活動を通して実現していきます。

 【防災体験合宿】

 〇ねらい 防災について考える

 〇内容 非常用ご飯を食べたり、非常用簡易ベッドを組み立てたりして、学校に泊まる。

 〇日時 7月28日(月)から29日(火)

 〇定員 先着15名

 この活動は、発案者である6年生2名が細部にわたって計画し、当日の運営も保護者の方のお手伝いをいただきながら自分たちで行いました。このような力が育っていることを嬉しく思うと同時に、これからも多くの子どもたちにこのような力を育てていきたいと思いました。

 災害が起きたときの避難所生活を体験しながら、防災について学習しました。防災学習では飯田広域消防署員2名を講師としてお迎えし、ハザードマップを使用した防災DIGを行い、実際の被災地の様子等のお話をお聞きしました。また、非常食としてマジックライス、缶詰、豚汁を食べ、高森町から借用した防災簡易ベッドで寝る体験も行いました。参加した子どもたちにとっては大変貴重な体験になったことと思います。

※当日はNHKの方が取材に来てくださいました。記事は下記から「信州NEWS WEB」でご覧いただけます。

(記事は随時更新されますので、一定期間を過ぎるとご覧いただくことができなくなります。ご了承ください。)

長野 高森町 児童が学校に宿泊し災害時の避難生活を体験|NHK 長野県のニュース

 

 

 

7月23日(水)終業式を行い、74日間の1学期が終わりました。

*終業式での校長講話は、ホームページ上の「学校だより」を開き、「2025年度」-「学校便りNO.5」をご覧ください。

1学期を振り返って、代表児童は次のように発表してくれました。一部紹介します。

(1年生女子)頑張ったことはひらがなです。いっぱい練習して、保育園の時よりも字がうまく書けるようになったからです。とめ、はね、はらいも上手にできるようになりました。(中略)嬉しかったことは音楽会です。練習の時よりも上手に歌えました。お母さんにほめてもらって嬉しかったです。

(4年生女子)私は生き物委員会に入っています。花壇にあるきれいなお花と下市田保育園の育てているサツマイモが枯れてしまうとかわいそうだなと思って、当番の日にじょうろでお水をたくさんあげています。草取りも頑張ってやりました。(中略)私たちのクラスは、3年生の時からお年寄りのみなさんに元気を届ける活動をしています。(中略)私が一番楽しかったのは、「誰にだってお誕生日」を歌って、お年寄りのみなさんに手を挙げてもらえたことです。お年寄りの皆さんに「いのちの歌」を歌っていたら何人もの人が泣きながら聞いてくれているのを見て、私はとっても嬉しかったです。

 高森町三校は今年度、長野県教育委員会から「ウェルビーイング実践校 TOCO-TON(トコトン)」の指定を受け、「豊かな自然と12年スパンで、教育を最適化!」を目指しています。具体的には、「やまほいく認定を契機にした保小中の協働」、「小中通じた地域体験活動の系統化」という学校の仕組み改革に取り組んでいます。

 7月10日(木)、11日(金)、17日(木)には、5年生が町内の3つの園(1組は下市田保育園、2組は認定こども園ぱどま、3組は認定こども園高森あかり)にそれぞれ交流に行きました。

 あるクラスの子どもたちからは、「ペアの子と一緒に遊んだり、いっぱい話したり、褒めたり質問したりできた!」「ペアの子と絵本を読んだり紙飛行機などで遊んであげられた」「しっぽとりでペアでない子とも関わることができた」といった、交流を楽しんで、年長さんのお手本になれたという嬉しい振り返りがたくさん出てきました。

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